Curation
ファナティック・モノクローム|アートに見るモノクローム表現世界の現在
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FANATIC MONOCHROME™
Exploration of Monochrome Expressions Through Art.ファナティック・モノクローム|アートに見るモノクローム表現世界の現在
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基本情報
会期:2011年10月17日[月] - 2011年11月05日[土] (21日間)
会場:大阪成蹊大学芸術学部 長岡京キャンパス 学内ギャラリー《spaceB》
時間:月曜日~金曜日12:00pm–6:30pm/土曜日12:00pm–17:00pm/日曜・祝日休廊
主催:大阪成蹊大学芸術学部
企画:大阪成蹊大学芸術学部 美術学科 絵画研究室
協力:イムラアートギャラリー
入場:無料
イベント - ギャラリートーク
開催日時:2011年11月05日[土] 14:30pm‒16:00pm
スピーカー:川上俊、廣川恵乙、宮本佳美、𠮷田翔、他
聴講:無料
開催概要
はじめに:
大阪成蹊大学芸術学部・総合教育研究支援センターの所管組織である5 つの研究所(基礎造形教育センター、情報技術センター、造形ファクトリー、芸術研究センター、イラストレーション・ファクトリー)は、2006 年から、それぞれの専門領域で活動を行ってきました。「芸術研究センター」は、芸術に関する総合的で先端的な研究、調査、制作、そして学部教育の研究を行い、その成果を本学部の教育活動の発展につなげることを目的にしています。「開かれた芸術学部」として、その成果を地域社会や国内外を含めた学外に普及させ、文化や芸術の向上に努めています。主な活動としては、学内ギャラリー〈spaceB〉において、独自の企画展、本学部教職員による企画展、公募の本学生による企画展を開催。ジャンルを特定することなく、学外から足を運ばれる人々にも親しんでもらえる作品から、最新のアートを感じさせる前衛的な作品、学生の作品までを幅広く展開しています。また、展覧会だけでなく、公開講座やワークショップなども積極的に行っています。
本展覧会は本学部教職員(美術学科講師:𠮷田翔)による企画展です。『FANATIC MONOCHROME』(※fanatic=熱狂、狂信的な、monochrome=単色、白黒) と題し、「絵画」や「写真」、「映像」などの「基軸的な色彩構成及び表現」として、何世紀ものあいだ連綿と続いてきた「白と黒= 光と影」のモノクロームの美術表現にスポットを当て、美術史におけるモノクローム表現ついて、あらめて考える機会となることを目的として開催します。
全体テーマ:
全体を括る大きなテーマとして、「モノクローム表現のアートは、どのように成立し、どこへ と向かうのか?」が前提にあります。古代より「純粋・無垢・静穏・光」の象徴とされてきた「白」。そして、闇を想起させることから「恐怖・災い・死・喪」に常に関連付けられながらも、中世以降は「謙虚・厳格・威厳」の象徴として、また近代以降は「モード・ファッション」などに積極的に取り入れられたことで、「美的に洗練された色」のイメージと変化してきた「黒」。「白」と「黒」は、それぞれ各時代に流布する様々な「宗教的な美的傾向」や、それに伴う「技術革新」、「政治的なイデオロギー」などの要因で多様な解釈がなされてきました。それは「アート」においても例外ではなく、各時代に呼応し、様々なメディアで色としての「白」と「黒」の表現の可能性が追求されてきました。このことを、モノクローム表現のアートの大きな「変革期」に 相当する「2000年代以降」に絞り、「つくり手」自身が厳選した8つの領域( グラフィック、ペン画、水彩画 、書、墨画、版画、写真、映像) の作品群から再考することが、本展の狙いです。
作品選定方法:
「2000年代以降」を象徴し、「モノクローム表現の変革」と深い関わりを持つ展示物を選ぶにあたっては、「歴史性= 伝統の昇華」と「意匠性= 高い技術力とセンス」、そして、「次世代=1970年代、1980年代生まれ」という「3つの視点」に基づいて、各領域ごとに作品を絞り込みました。この「歴史性× 意匠性× 次世代」というコンセプトと厳選作業は、あらためて「モノクローム表現の多様性と継続性」について考えることに役立ち、その「アートにおける白黒表現への熱狂ぶり」が、「ファナティック・モノクローム」の概念に通じます。
出品作家:
グラフィック・映像/ 川上俊、ペン画/廣川恵乙、版画/野嶋革 、水彩画 /宮本佳美、書 /宮村弦、写真/横山隆平、墨画/𠮷田翔 (※五十音順/順不同/全7名)
出品作家略歴
川上俊(かわかみしゅん)|グラフィック・映像
1977年東京都生まれ。artless Inc.代表。アートとデザインの境界を行き来するように、ジャンルやカテゴリーに縛られず広い視野で表現を考え活動している。コラージュによるモノクローム作品を中心に、思考や観念など意識の集合体、無意識の領域の具現化、日本独自の美を表現することを試みている。近年では、フィンランドのテレビ局(ch4)のために制作した映像作品が、カンヌ国際広告祭/ブランドデザイン部門金賞を受賞。また、NY ADC:Yong Gun6、D&AD賞、NY TDC賞、One Show、London International Awards、グッドデザイン賞、東京インタラクティヴアワードなど多数の受賞歴を持つ。
more artist info:
www.artless.co.jp
www.shunkawakami.jp
廣川恵乙(ひろかわけい)|ペン画
1986年兵庫県生まれ。2009年多摩美術大学絵画学科油画科卒業。2011年東京藝術大学大学院油画専攻修了。現在、同大学院研究生。大学在学時よりペン、鉛筆を駆使し、卓越した描写力で浮遊感のある現実と非現実が混じりあう独自の世界感を展開。2008年に初個展「海中の夢想」(Gallery 銀座フォレスト)を開催。主なグループ展に2009年「Entrance into Garden」(imura art gallery/京都)、2010年「現役美大生の現代美術展 」(KaiKai Kiki Gallery/東京)などがある。
野嶋革(のじまあらた)|版画
1982年滋賀県生まれ。2006年京都市立芸術大学美術学部版画専攻卒業。2006年10月~12月Royal College of Art(ロンドン)交換留学。2008年京都市立芸術大学大学院美術研究科版画専攻修了。主な個展、2010年コバヤシ画廊(東京)、2011年アートゾーン神楽岡(京都)。グループ展、2008年釜山ビエンナーレ「Art is Now」釜山文化会館(プサン)、2009年「京都現世美術館2009 ~お寺で芸術を愉しむ~」建仁寺禅居庵(京都)、2010年「Come into sight」Port Gallery T(大阪)。受賞歴、2008年「京展」版画部門京展賞、「山本鼎版画大賞展」優秀賞、「第78回版画展」版画協会賞。
宮本佳美(みやもとよしみ)|水彩画
1981年福岡県生まれ、大阪在住。2005年京都嵯峨芸術大学付属芸術文化研究所研究生修了。2008年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了。2001年から綿布に水彩絵具で描く手法でモノクロームの絵画を制作。2003年ギャラリー16(京都)にて初個展。2010年には5回目となる個展「immortal plant」(imura art gallery/京都)を開催。主な実績は、2006年「京都府美術工芸新鋭選抜展 -新しい波- 2006」入選[同`07](京都文化博物館)、2010年「前田寛治大賞展」選抜(日本橋高島屋、倉吉博物館)などがある。
more artist info:
www.imuraart.com
宮村弦(みやむらげん)|書・墨象
1980年静岡生まれ。新潟大学大学院書道科修了。文字美・墨象美の昇華を図り多様な媒体で活動を展開。書の美意識の大胆な解釈により描かれる同時代的な表現は、非書領域にまで広がりを見せる。2010年にはグラフィックを手法に用い言語芸術としての書の在り方を模索した「Image Langue」を発表している。活動の場・表現は多岐にわたり、多くのアートプロジェクト・デザインプロジェクトにも参加している。毎日書道展毎日賞、他、受賞多数。
more artist info:
gen-m.jp
横山隆平(よこやまりゅうへい)|写真
1979年生まれ。2003年「TOKYO,UNTITLED.」出版。2004年個展「映像より遠く離れて」、2005年個展「路上、その他の映像について」 開催。2006年Photography Magazine 81LAB.立ち上げに参加。同年「酔っぱらったピアノ弾きのようなやりかたでシャッターを押せ」出版、青山ブックセンター本店、自由が丘店において同名写真展開催。その他、グループ展多数。
more artist info:
www.81lab.com
𠮷田翔(よしだしょう)|墨画
1984年愛知県生まれ。2008年大阪成蹊大学芸術学部美術学科絵画表現領域日本画工房研究課程修了。大学在学時より日本画の代表的な素材である「墨」と「胡粉」のみを用いたモノクロームの絵画作品を展開させる。2008年新宿高島屋にて個展「Night Trace -夜の跡-」、海港城美術館(香港)にて個展「Distant Promise -遠い約束-」を開催。2011年にはJR三越伊勢丹にて8回目となる個展「White Lake -白い湖-」を開催。主な実績は、2007年「京都府美術工芸新鋭選抜展 -新しい波- 2007」入選(京都文化博物館)、2008年「第11回 岡本太郎現代芸術大賞」入選(川崎市岡本太郎美術館)などがある。
more artist info:
www.syohyoshida-archives.com
www.imuraart.com
問い合わせ先
プロジェクト・ディレクター:𠮷田翔
美術学科絵画研究室
大阪成蹊大芸術学部 実習室A 棟-G/2F
617-0844 京都府長岡京市調子1-25-1
T: +81-75-953-1039
F: +81-75-953-3852
M: kaiga[at]osaka-seikei.ac.jp
広報・事業全般:
プロジェクト・マネージャー:近藤健史
総合教育研究支援センター/芸術研究センター
大阪成蹊大学芸術学部 実習室A 棟-B/1F
〒617-0844 京都府長岡京市調子1-25-1
T: +81-75-953-1113
F: +81-75-953-1119
M: cersc[at]saka-seikei.ac.jp